今回は秋田県男鹿市にある灯台、入道埼灯台について書きます。
今回は前編、後編の2部構成です。
先に申し上げておくと、前編には灯台のことは何も出てきません。
なお入道埼灯台の参観期間は4月~11月となっており、2021年1月現在は参観休止中ですのでご注意ください。
参観時期については燈光会(とうこうかい)ホームページをご参照ください。
入道埼灯台(にゅうどうさき) | 「灯台のことなら」 公益社団法人 燈光会
https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight01/
初の秋田県です!
青森県は、尻屋埼灯台の記事もアップしましたが、それ以外にも何度か旅行したことがありました。
その中で白神山地に行ったことがありました。
白神産地は青森県と秋田県にまたがるので、そういう意味では行ったことがあると言えるかもしれませんが、いわゆる秋田県に降り立ったのは初めてでした。
秋田には、秋田新幹線で行きました。
初めての秋田新幹線です。
仙台駅から東京駅までこまちに乗り、秋田新幹線の車両に乗った経験はあったのですが厳密な秋田新幹線の範囲内に入ったのは初めてでした。
秋田新幹線といえば!ミニ新幹線!
在来線と新幹線が平行して走るのですよね。新しい経験。
一番新しいのは、大曲~秋田間の逆走でしょう。
いや、逆走ではない。スイッチバック。大曲から先は座席に対し後ろ向きに走るのです。
これが日常の方は何も思わないのでしょうが、初めてだと地味にびびりますね。
一人なので平静を装っていましたが、誰かと一緒なら確実にわーわー言っていたでしょう。
ただ、人ってすごいもので、あっという間に慣れてしまうんですよね。
乗り物酔いするのではと不安だったのですがそんなこともなく、途中からはブログの下書きをしていました。
そんな初めて尽くしの秋田県。
さらに初めてのこととして、灯台に登れませんでした。
荒天でした。
今回は日曜日に灯台に行きました。
日帰りするか検討したのですが、秋田新幹線は本数がそこまで多くなく、バスの時刻も考慮すると日曜日は関東からは日帰りができなかったのです。
2020年のダイヤの話ですが、土曜日なら日帰り可能でした。
ということで、土曜日の日中に秋田駅まで向かい、秋田駅前で一泊し、日曜日の朝から灯台へ向かいました。
まずは男鹿線で秋田駅から男鹿駅へ向かいます。
男鹿線には、新しい車両が導入されていました。
アキュム(accum)という蓄電池式の電車。
なまはげカラーの鮮やかな赤青。
男鹿駅には一時間ほどで到着。
終着駅としては小さいかもしれませんが、きれいな駅です。
さて!男鹿駅からはバスで灯台へ向かいます。
燈光会のホームページには、アクセス方法に羽立駅から路線バスと書いてあって、それが予約制とのことで。
のぼれる灯台16のうち、秋田が公共交通機関では最も行きづらいのではないかと考えてしまいましたが、さすが観光地。
調べたところ、別の交通手段がありました。
なまはげシャトルという、バスおよび相乗りタクシー。
夏期の土日祝日は、バス。平日は、予約制の相乗りタクシーがあるとのこと!
今回は日曜日なので、バスです。
土日祝日は予約不要ではあるのですが、人数確認のためになるべく予約してとのことです。
なまはげシャトルの乗り放題券を買って待ちます。
ちなみに男鹿駅~入道崎は片道2500円。乗り放題券は2日間3500円。
価格設定大丈夫なのか、不安になるほどお得です。
さて。40人乗りのバスは私だけを載せて男鹿駅を発車しました。
なんと。日曜日の10:05発という、それなりに良い時間のはずなのに。
なまはげシャトル、どんな方が利用されているのかを検索してみたところ、雪道の運転に慣れていない方が冬の男鹿観光に利用されているケースがいくつか見つけられました。
そうか、そうですよね。
私が入道埼灯台に訪れたのは9月でした。
車で観光するのが王道ですね。
理解しました。
バスの運転手さんに、
「どこまで行くんですか」と聞かれ
「入道崎です」と答えたら
「アナウンスうるさいと思うので、切りますね。入道崎着いたら声かけます」と言われ
「お任せします」とお答えして、1時間強のバスの旅が始まりました。
どうなるのか、この秋田旅。
後編に続く。